リストのソートと順序変更（sort、reverse）

リストを扱う際、要素の順序を変更することは非常に重要です。Pythonでは、sort()メソッドやreverse()メソッドを使用して、リストの順序を簡単に変更できます。この教材では、これらのメソッドの使い方を学びます。

1. sort()メソッド

sort()メソッドは、リストの要素を昇順に並べ替えます。元のリストが変更され、何も返しません。

サンプルコード

# サンプルリスト
numbers = [5, 2, 9, 1, 5, 6]

# 昇順にソート
numbers.sort()

# 結果を表示
print("昇順にソートされたリスト:", numbers)

解説

• numbersというリストを定義しています。
• sort()メソッドを呼び出すことで、リストの要素が昇順に並び替えられます。
• 最後に、ソートされたリストを表示します。

出力結果

昇順にソートされたリスト: [1, 2, 5, 5, 6, 9]

2. 降順でのソート

sort()メソッドには、降順でソートするためのオプションがあります。reverse=Trueを指定することで、要素を降順に並べ替えることができます。

サンプルコード

# サンプルリスト
numbers = [5, 2, 9, 1, 5, 6]

# 降順にソート
numbers.sort(reverse=True)

# 結果を表示
print("降順にソートされたリスト:", numbers)

解説

• reverse=Trueを引数に渡すことで、降順にソートされます。
• 再度、ソートされたリストを表示します。

出力結果

降順にソートされたリスト: [9, 6, 5, 5, 2, 1]

3. reverse()メソッド

reverse()メソッドは、リストの要素の順序を逆にします。こちらも元のリストが変更され、何も返しません。

サンプルコード

# サンプルリスト
numbers = [1, 2, 3, 4, 5]

# 順序を逆にする
numbers.reverse()

# 結果を表示
print("逆順にしたリスト:", numbers)

解説

• numbersというリストの順序を逆にするためにreverse()メソッドを使用しています。
• 結果を表示して、順序が逆になっていることを確認します。

出力結果

逆順にしたリスト: [5, 4, 3, 2, 1]

4. まとめ

• sort()メソッドを使用すると、リストを昇順または降順にソートできます。
• reverse()メソッドを使用すると、リストの要素の順序を逆にすることができます。
• これらのメソッドは元のリストを直接変更するため、新しいリストは生成されません。

これで、リストのソートと順序変更についての基本を学びました。次のステップでは、リストの他の操作について学んでいきましょう。