Pythonでは、変数を使ってデータを保存し、操作することができます。このセクションでは、変数の定義方法と命名規則について学びます。
変数は、データを格納するための名前付きの場所です。Pythonでは、=
(代入演算子)を使用して変数に値を割り当てます。
# 変数の定義
age = 25
name = "Alice"
is_student = True
# 変数の出力
print("Name:", name)
print("Age:", age)
print("Is Student:", is_student)
age
、name
、is_student
は変数です。age
には整数値25
を、name
には文字列"Alice"
を、is_student
にはブール値True
を割り当てています。print
関数を使って、変数の内容を出力しています。Pythonでは、変数名を定義する際にいくつかのルールとベストプラクティスがあります。
age
とAge
は異なる変数として扱われます。if
, for
, while
など)は変数名として使用できません。student_name
、total_price
first_name
、last_name
x
やy
は避け、width
やheight
のように具体的な名前を使うことが望ましいです。# 変数の命名例
first_name = "Bob"
last_name = "Smith"
user_age = 30
total_cost = 100.50
# 変数を使った出力
print("User Name:", first_name, last_name)
print("User Age:", user_age)
print("Total Cost:", total_cost)
first_name
、last_name
、user_age
、total_cost
という意味のある名前の変数を定義しています。Pythonでは、変数に新しい値を再代入することもできます。
# 変数の初期化
score = 10
print("Initial Score:", score)
# 変数の再代入
score = 20
print("Updated Score:", score)
score
という変数に初期値10
を設定し、その後20
に再代入しています。Pythonでは、del
文を使って変数を削除することもできます。
# 変数の定義
temp = 30
print("Temperature:", temp)
# 変数の削除
del temp
# 変数を削除後に出力を試みる(エラーが発生します)
# print("Deleted Temperature:", temp) # これはエラーになります
temp
という変数に値30
を設定し、次にdel
を使ってその変数を削除しています。temp
を出力しようとすると、エラーが発生します。これは、temp
が存在しないためです。これで、Pythonにおける変数の定義と命名規則についての基本を学びました。次のセクションでは、データ型の基本について学びましょう。