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型変換(int、float、strへの変換)

Pythonでは、データ型を適切に変換することがよくあります。特に、数値を文字列に変換したり、文字列を数値に変換したりすることは、プログラミングにおいて重要なスキルです。この教材では、intfloatstrへの変換方法について学びます。

基本的な型変換

1. 整数(int)への変換

整数型(int)は、数値を表す最も基本的なデータ型です。文字列や浮動小数点数から整数に変換するには、int()関数を使用します。

サンプルコード

# 文字列から整数に変換
num_str = "10"
num_int = int(num_str)

print("文字列から整数に変換:", num_int)  # 出力: 10
print("型:", type(num_int))  # 出力: <class 'int'>

解説

  • num_strという変数に文字列"10"を代入しています。
  • int(num_str)を呼び出すことで、文字列を整数に変換し、num_intに格納しています。
  • 最後に、変換結果とその型を表示しています。

2. 浮動小数点数(float)への変換

浮動小数点数型(float)は、実数を表すために使います。整数や文字列から浮動小数点数に変換するには、float()関数を使用します。

サンプルコード

# 整数から浮動小数点数に変換
num_int = 5
num_float = float(num_int)

print("整数から浮動小数点数に変換:", num_float)  # 出力: 5.0
print("型:", type(num_float))  # 出力: <class 'float'>

# 文字列から浮動小数点数に変換
num_str = "3.14"
num_float_from_str = float(num_str)

print("文字列から浮動小数点数に変換:", num_float_from_str)  # 出力: 3.14
print("型:", type(num_float_from_str))  # 出力: <class 'float'>

解説

  • 最初に、整数5を浮動小数点数に変換し、num_floatに格納しています。
  • 次に、文字列"3.14"を浮動小数点数に変換し、num_float_from_strに格納しています。
  • それぞれの結果と型を表示しています。

3. 文字列(str)への変換

文字列型(str)は、テキストデータを扱うためのデータ型です。数値や他の型から文字列に変換するには、str()関数を使用します。

サンプルコード

# 整数から文字列に変換
num_int = 42
num_str = str(num_int)

print("整数から文字列に変換:", num_str)  # 出力: "42"
print("型:", type(num_str))  # 出力: <class 'str'>

# 浮動小数点数から文字列に変換
num_float = 3.14
num_str_from_float = str(num_float)

print("浮動小数点数から文字列に変換:", num_str_from_float)  # 出力: "3.14"
print("型:", type(num_str_from_float))  # 出力: <class 'str'>

解説

  • 整数42を文字列に変換し、num_strに格納しています。
  • 浮動小数点数3.14を文字列に変換し、num_str_from_floatに格納しています。
  • 各変換結果とその型を表示しています。

まとめ

型変換は、Pythonでデータを扱う際に非常に重要なスキルです。これまでに学んだ内容をまとめると:

  • int()関数を使って、文字列や浮動小数点数から整数に変換できる。
  • float()関数を使って、整数や文字列から浮動小数点数に変換できる。
  • str()関数を使って、数値や他の型から文字列に変換できる。

これらの型変換を適切に使うことで、データの操作や処理がより柔軟になり、プログラムの幅が広がります。今後のプログラミングに役立ててください。

出力結果: