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比較演算子(==、!=、<、>、<=、>=)

比較演算子は、2つの値を比較し、真(True)または偽(False)を返す演算子です。これらの演算子は、条件分岐やループなどの制御構文と組み合わせて使用されます。

比較演算子の一覧

  • == : 等しい(equal)
  • != : 等しくない(not equal)
  • < : より小さい(less than)
  • > : より大きい(greater than)
  • <= : 以下(less than or equal to)
  • >= : 以上(greater than or equal to)

サンプルコード

以下のサンプルコードでは、ユーザーからの入力を受け取り、いくつかの比較演算子を使用して、数値が特定の条件を満たすかどうかをチェックします。

# ユーザーからの入力を受け取る
number = int(input("整数を入力してください: "))

# 等しい比較
if number == 10:
    print("入力した数は10です。")

# 等しくない比較
if number != 10:
    print("入力した数は10ではありません。")

# より小さい比較
if number < 10:
    print("入力した数は10より小さいです。")

# より大きい比較
if number > 10:
    print("入力した数は10より大きいです。")

# 以下比較
if number <= 10:
    print("入力した数は10以下です。")

# 以上比較
if number >= 10:
    print("入力した数は10以上です。")

コードの解説

  1. input関数を使用して、ユーザーから整数を取得します。int()関数を使って、文字列を整数に変換しています。
  2. 各比較演算子を用いて条件分岐を行い、条件が満たされる場合は対応するメッセージを表示します。
  3. ==を使って、入力された数が10と等しいかどうかを確認します。
  4. !=を使って、入力された数が10と等しくない場合のメッセージを表示します。
  5. <><=>=を使って、入力された数が10より小さい、大きい、10以下、または10以上かを確認します。

使い方の例

この比較演算子を使用することで、プログラム内で数値の条件をチェックし、動的な処理を行うことができます。たとえば、ゲームのスコア判定や、ユーザーの入力に基づく処理などに活用できます。

次のサンプルでは、2つの数値を比較して、どちらが大きいかを判定するプログラムを作成してみましょう。

# 2つの数値を入力
num1 = int(input("1つ目の整数を入力してください: "))
num2 = int(input("2つ目の整数を入力してください: "))

# 大小比較
if num1 > num2:
    print(f"{num1} は {num2} より大きいです。")
elif num1 < num2:
    print(f"{num1} は {num2} より小さいです。")
else:
    print(f"{num1} は {num2} と等しいです。")

コードの解説

  1. ユーザーから2つの整数を入力してもらいます。
  2. if文を使用して、最初の数(num1)が2番目の数(num2)より大きいか、または小さいか、あるいは等しいかを判定します。
  3. 各条件に応じたメッセージを表示します。

これにより、数値の比較に基づくさまざまな処理を簡単に実装することができます。比較演算子を適切に使用することで、プログラムの制御がより柔軟になります。

出力結果: