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代入演算子の活用(+=、-=など)

Pythonでは、数値に対して演算を行い、その結果を変数に再代入するための便利な代入演算子が用意されています。これにより、コードがより簡潔かつ読みやすくなります。この教材では、代入演算子の活用方法について学びます。

代入演算子の基本

基本の代入演算子は = ですが、Pythonにはそのほかにも便利な代入演算子があります。ここでは、加算、減算、乗算、除算に対応する代入演算子を見ていきましょう。

1. 加算代入演算子(+=)

+= 演算子を使うと、変数に値を加算し、その結果を再びその変数に代入することができます。

サンプルコード

# 初期値の設定
x = 10
print("初期値:", x)

# 加算代入演算子を使用
x += 5
print("加算後:", x)

コード解説

  • 初めに変数 x10 を代入します。
  • print 関数を使って初期値を表示します。
  • x += 5x = x + 5 と同じ意味です。これにより、x の値は 15 になります。
  • 最後に、新しい値を表示します。

2. 減算代入演算子(-=)

-= 演算子を用いると、変数から値を減算し、その結果を変数に再代入できます。

サンプルコード

# 初期値の設定
y = 20
print("初期値:", y)

# 減算代入演算子を使用
y -= 7
print("減算後:", y)

コード解説

  • 変数 y20 を代入します。
  • 初期値を表示します。
  • y -= 7y の値は 13 になります(y = y - 7 と同じ)。
  • 最後に、新しい値を表示します。

3. 乗算代入演算子(*=)

*= 演算子は、変数に値を乗算し、その結果を変数に代入します。

サンプルコード

# 初期値の設定
z = 4
print("初期値:", z)

# 乗算代入演算子を使用
z *= 3
print("乗算後:", z)

コード解説

  • 変数 z4 を代入します。
  • 初期値を表示します。
  • z *= 3 により、z の値は 12 になります(z = z * 3 と同じ)。
  • 最後に、新しい値を表示します。

4. 除算代入演算子(/=)

/= 演算子を使用すると、変数を値で除算し、その結果を変数に代入します。

サンプルコード

# 初期値の設定
a = 30
print("初期値:", a)

# 除算代入演算子を使用
a /= 5
print("除算後:", a)

コード解説

  • 変数 a30 を代入します。
  • 初期値を表示します。
  • a /= 5 により、a の値は 6.0 になります(a = a / 5 と同じ)。
  • 最後に、新しい値を表示します。

まとめ

代入演算子(+=-=*=/=)を使用することで、数値の操作が簡潔に行えることがわかりました。これらの演算子を活用することで、コードを短縮し、可読性を高めることができます。次回は、演算子の優先順位について学びましょう。

出力結果: