Pythonでは、複数の条件を組み合わせて、より複雑な論理判断を行うことができます。これには、論理演算子(and
、or
、not
)を使用します。この教材では、これらの演算子を使った条件の組み合わせについて学び、実際にコードを通じて理解を深めます。
and
: 両方の条件が真である場合に真を返します。or
: どちらか一方の条件が真であれば真を返します。not
: 条件が真であれば偽を、偽であれば真を返します。and
演算子の使用まずは、and
演算子を使った例を見てみましょう。
age = 25
has_permission = True
if age >= 18 and has_permission:
print("アクセスが許可されました。")
else:
print("アクセスが拒否されました。")
age
には25を、has_permission
にはTrue
を代入しています。age >= 18
(年齢が18歳以上である)かつhas_permission
(許可がある)が両方とも真である場合、メッセージを表示します。このコードを実行すると、「アクセスが許可されました。」と表示されます。
or
演算子の使用次に、or
演算子を使った例を見てみましょう。
is_weekend = True
is_holiday = False
if is_weekend or is_holiday:
print("今日はお休みです。")
else:
print("今日は働かなければなりません。")
is_weekend
にはTrue
、is_holiday
にはFalse
を代入しています。is_weekend
(週末である)またはis_holiday
(休日である)のいずれかが真であれば、メッセージを表示します。このコードを実行すると、「今日はお休みです。」と表示されます。
not
演算子の使用最後に、not
演算子を使った例を見てみましょう。
is_raining = False
if not is_raining:
print("外に出かけましょう!")
else:
print("今日は家にいましょう。")
is_raining
にはFalse
を代入しています。not is_raining
(雨が降っていない)が真であれば、外に出かけることを提案します。このコードを実行すると、「外に出かけましょう!」と表示されます。
条件を組み合わせて、より複雑な判断を行うことができます。以下は、and
とor
を組み合わせた例です。
temperature = 30
is_sunny = True
if temperature > 25 and (is_sunny or temperature < 15):
print("ビーチに行こう!")
else:
print("今日はお家でのんびり。")
temperature
には30を、is_sunny
にはTrue
を代入しています。is_sunny
が真または温度が15度未満である)という条件です。このコードを実行すると、「ビーチに行こう!」と表示されます。
and
、or
、not
の使い方を理解することで、より柔軟なコードを書くことができます。次のステップでは、これらの条件を使った実践的な問題にチャレンジしてみましょう。